自宅での仕事や学習の機会が増え、集中して作業するための空間、いわゆるワークスペースの需要が高まっています。快適な作業空間は、生産性や快適さを向上させ、充実した作業ができます。本記事では、ワークスペースの特徴や作る際のポイントについて解説します。ワークスペースを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
CONTENTS
ワークスペースの特徴と必要な広さ
ワークスペースには、用途によって様々な種類が存在します。どのような目的で使用したいのかという点を明確にして、最適なレイアウトを選定しましょう。
ワークスペースはより誰でも利用できるオープンな空間
ワークスペースとは、自宅の一角に設けられた作業などに使われる空間を指します。書斎と似ていますが、オープンスペースのほうが外に対してよりオープンであり、書斎ほど外部と仕切られていないという特徴があります。
たとえば、リビングの一角にデスクを設ける設計も、ワークスペースの一種と言えるのです。自宅内の誰でも気軽に利用できることが、ワークスペースの特徴なのです。
レイアウトによって必要な広さは異なる
ワークスペースに必要な広さは、使用する用途によって異なります。集中して作業したいという目的に限られる場合、半畳や一畳の広さで事足りるでしょう。この広さだと、書籍やその他の置物のためのスペースは確保できないため、単に作業をするだけの場となります。
また、趣味のための道具や機材、置物を置きたいという場合は、三畳から五畳ほどの広さが望ましいでしょう。この広さであれば、作業スペースに加えて、コレクションなどを飾るのには十分な広さとなります。
さらに、六畳以上となると、作業だけでなくその空間で寝泊まりができるほどの空間となります。デスクを複数用いるなど、作業環境を充実させたい方は、六畳以上の空間が最適です。
ワークスペースをつくるためのポイント
目的に応じて多様なレイアウトが存在するワークスペースですが、重要なポイントを押さえることで、満足度の高い空間が完成します。ワークスペースを作る目的を明確にして、最適なレイアウトを心がけましょう。
目的に合わせたレイアウトにする
目的に合わせてレイアウトを検討ことは、ワークスペースを検討するうえでベースとなる考えです。たとえば、仕事に集中するための空間を実現したいのであれば、仕切りを設けて個室タイプにするなどの対応が必要です。
また、子どもとのふれあいの場を作りたいのであれば、床材にクッションフロアのような柔らかいものを採用するなどが挙げられます。目的を家族で相談し、意義のある空間となるよう意識しましょう。
ライフスタイルも考慮する
ライフスタイルを考慮した設計とすることも重要です。一例として、来客が多く接待をする機会が頻繁にある家庭の場合、玄関付近に個室タイプのワークスペースを設けることで、対応がしやすくなるでしょう。
さらに、仕事用として活用したいワークスペースでも、将来、子どもや親御さんと同居を検討している場合、より広い空間としたほうが寝泊まりに困らないはずです。どのようなライフスタイルなのかを振り返り、生活に合わせたレイアウトを心がけましょう。
空調や収納など快適さを追及する
ワークスペースに滞在する時間が長いほど、快適さを追及することが重要となります。空調はもちろん、必要なものを収納するスペースの確保も含まれるでしょう。また、電子機器を使用する場合は、コンセントの数や場所も大事です。実際に使用する状況をイメージして、快適な空間を実現しましょう。
ワークスペースはどこに設ける?レイアウト例も解説!
ワークスペースには、設置する場所に応じて多様なレイアウトがあります。様々なレイアウトを参考にして、自宅に合ったものを採用するとよいでしょう。
集中して作業できる個室タイプ
個室タイプは、書斎に近い概念であり、比較的仕切りが多い空間です。自宅の1部屋をワークスペースとしたり、リビングの一角に仕切りを設けて個室を作ったりするなどのレイアウトが考えられます。外部との仕切りが大きいため、窓から光が射すような明るい空間を実現すると、より過ごしやすい空間になるでしょう。
リビング空きスペースの利用
リビングの一角に開けたワークスペースを作るレイアウトです。主にお子さんと気軽に遊ぶために設けられます。壁一面を利用して棚やデスクを設置し、作業場として活用することもできます。
寝室横や階段下のデッドスペースを活用
使わなくなったデッドスペースを活用して、ワークスペースとすることもできます。空間を有効活用できるというメリットがあり、外部と離れている場所であることが多いため、作業に集中できる環境を作りやすいでしょう。
まとめ
本記事では、ワークスペースの特徴や作るうえでのポイントについて解説しました。リモートワークの普及などにより、自宅での時間が増えた家庭にとって、ワークスペースは最適な環境となります。
仕事だけでなく、家族が勉強や趣味に利用できる、比較的ひらけた空間であるため、自宅での時間を快適にしたい方は、ぜひ検討してみてください。